【ワシントン時事】米紙ワシントン・ポスト(電子版)などは18日、バー司法長官が辞任を検討していると報じた。司法行政に対するトランプ大統領のツイッターでの度重なる「介入」に不満を募らせているとみられる。
司法省OB、異例の長官辞任要求 大統領盟友の裁判介入に抗議―米
複数の当局者の話として同紙が報じたところによると、バー氏はトランプ氏の周辺に辞任を考えていると伝えた。当局者の一人は「バー氏にも(我慢の)限度がある」と語ったという。
トランプ氏は先に、偽証罪などに問われた盟友ロジャー・ストーン被告の裁判をめぐり、検察側の求刑が重過ぎるとツイッターで不満を表明。その直後に求刑が撤回される異例の事態となった。バー氏は、大統領から求刑撤回を指示されたわけではないと釈明した上で、「私の仕事ができなくなる。刑事事件に関するツイートはやめるべき時だ」と苦言を呈していた。