[ローザンヌ(スイス) 4日 ロイター] – 国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長は4日、IOC理事会の会合では2020東京五輪の「中止」もしくは「延期」は議論されなかったとし、新型コロナウイルスの感染が続く中でも五輪開催の準備に注力していると述べた。
五輪開催に自信を示す根拠について聞かれた会長は、「世界保健機関(WHO)を含め専門家らの情報を参考にしている」と説明。「現時点では代表選考に課題があるものの、問題の克服に向けた各方面の対応や結束、柔軟性を高く評価している」と語った。
東京五輪・パラリンピック組織委員会の森喜朗会長は4日、新型ウイルスの感染拡大に伴う五輪中止の可能性について「全く考えていない」と表明。さらにバッハ会長から「7月24日の五輪開幕を確信している」との心強い言葉をもらったと明らかにした。