[ワシントン 6日 ロイター] – 米通商代表部(USTR)がマスクや消毒用ウェットティッシュ、検査用手袋など中国から輸入される多数の医療用品に対する関税を免除したことが、6日付の公開資料で明らかになった。
新型コロナウイルスの感染が急速に広がる中で、医療用品に対する関税免除申請の多くが迅速に処理されたもよう。今回の関税免除承認は1月31日の申請期限から1カ月ほどしか経過していない。
一方、他の中国製品に対する関税免除申請の承認には数カ月かかっており、例えばアップル(AAPL.O)が昨年10月31日に申請したAirPods(エアポッド)などの免除申請はまだ保留中となっている。
米医療用品メーカー、メドライン・インターナショナルは手術用ガウンやマスクなど医療用品30製品に関して、すでに関税免除を受けた。その大半が1月末に申請したものだという。USTRの資料によると、医療用品に対する免除の多くが5日に決定されたとしている。