[ソウル 6日 ロイター] – 韓国サムスン電子は6日、スマートフォン生産の一部を国内からベトナムに一時的に移管すると発表した。同社では従業員の1人が新たに新型コロナウイルス陽性と診断され、多くの感染者が出た南部の大邱に近い亀尾の工場の一時的な閉鎖を余儀なくされた。
広報担当者によると、旗艦機種「ギャラクシーS20」や折りたたみ可能な新型スマートフォン「ギャラクシーZフリップ」を生産している同工場は7日に再開されるという。
2月下旬以来、亀尾工場では従業員計6人の感染が判明し、何度も一時的な操業停止に追い込まれていた。
サムスンは声明で、一部のスマートフォン生産をベトナムに移転するのは、「消費者により効果的で安定的に、タイミング良く製品を供給できるようにするためだ」と述べた。