【ジュネーブ、ロンドン・ロイター時事】世界保健機関(WHO)で緊急事態対応を統括するマイク・ライアン氏は6日、ジュネーブで記者会見し、感染拡大が続く新型コロナウイルスの終息時期について、「夏になればインフルエンザのように消えてなくなるだろうという希望的観測は間違っている。そうなる証拠は今のところない」と述べた。

 ライアン氏は、「このウイルスが異なる気候条件の下でどのように活動するかまだ分かっていない。拡散能力が持続することを前提とすべきだ」と慎重な姿勢を見せた。