[17日 ロイター] – 国際オリンピック委員会(IOC)は17日、東京五輪について「抜本的な」決定は計画していないと表明し、新型コロナウイルスの世界的流行が続く中でも今夏の開催に向けて引き続き取り組んでいくと述べた。
国際競技団体との会議後、新型コロナの影響で五輪代表選考には変更が必要だが、大会自体は計画通り7月24─8月9日の日程で準備を進めるとした。
IOCは声明で「開幕まで4カ月余りのこの段階で、抜本的な決定をする必要はない。いかなる憶測も現時点では非生産的だ」と表明した。
安倍晋三首相は前日行われたG7(主要7カ国)首脳による緊急テレビ会議後の会見で、東京五輪・パラリンピックを「完全な形で実施する」ことで各国首脳から支持を得たと述べた。
IOCによると、全競技の57%の代表枠が決まっているが、残る43%については競技団体と代表選考の手続きについて検討しているという。