[ワシントン 19日 ロイター] – 米国務省は19日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全世界の渡航情報を最も厳しい「レベル4」に引き上げ、米国民に対して全ての海外渡航の中止を勧告した。また、海外に滞在する米国民に対しても直ちに帰国するよう求めた。 

国務省は「海外への渡航を選択した場合、渡航計画は深刻な障害に見舞われる可能性があるほか、出国後は長期の海外在留を余儀なくされる恐れがある」と指摘。さらに「海外にいる米国居住国民は、民間手段による出国が認められ、長期の海外在留を予定していない限り、直ちに帰国手続きを取るよう求める」とした。 

新型コロナの感染者数は世界中で23万人を超え、死者は1万人に迫っている。