米民間調査機関のコンファレンスボードが発表した3月の米消費者信頼感指数は、前月から大きく低下し、2017年半ば以来の低水準となった。今回の調査は、多数の企業が一斉に事業を停止し、労働者の解雇が急速に広がる前に実施された。
キーポイント |
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消費者信頼感指数は12.6ポイント低下し1202011年以来の大幅低下ブルームバーグ調査のエコノミスト予想中央値は110前月は132.6(速報値130.7)に上方修正調査の締め切りは3月19日-人員削減が深刻化する前 |
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- 期待指数は88.2に低下(前月108.1)-16年10月以来の低水準
- 現況指数は167.7に低下(同169.3)-昨年11月以来の低水準
- コンファレンスボードの景気指数担当シニアディレクター、リン・フランコ氏:
- 「新型コロナウイルス感染症(COVID19)の急速な拡大や金融市場のボラティリティーが極度に高い状況を背景に、景気や雇用の見通しを巡る不透明感が強まった」
- 「3月の信頼感低下は一時的なショックというよりも、深刻な景気縮小と整合的。今後さらに低下するのは確実だ」
詳細
- 最低所得層の信頼感が最も大きく低下。年間所得1万5000ドル(約160万円)未満の家計では、信頼感指数は31.4ポイント低下と、1980年に統計開始して以来の大幅な下げ
- 統計の詳細は表をご覧ください
原題:U.S. Consumer Confidence Fell in March to Lowest Since 2017 (2)(抜粋)