沖縄県の玉城デニー知事は２７日、ゴールデンウイーク期間中に沖縄観光を計画している県外の観光客に対し、「美ら海水族館、国際通りの店舗は軒並み休業している。沖縄観光を楽しむことはできない。沖縄最大の魅力である、人とのふれあいを楽しむことは到底かなわない」と述べ、来県自粛を呼びかけた。新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、県庁内で記者団に語った。
県によると、沖縄県内の空港を離着陸する便を予約している人はゴールデンウイーク期間中で約６万人。玉城氏は「沖縄ファンの皆さん、県出身者の皆さん、愛する沖縄を守るため、どうか今は来沖を我慢していていただき、おじい、おばあに会うため帰省することも控えてください」と訴えた。
２７日に発表された感染者数はゼロで、今月２日以降初めて陽性反応がなかった。ただ、検査数は２９件で通常より少なく、東京都内で行っている検査約１５件も含まれていない。
