4月の米住宅着工件数は、記録でさかのぼれる1959年以来最大の落ち込みとなった。新型コロナウイルス感染拡大の抑制に向けた全国的なロックダウン(都市封鎖)で、住宅市場を含め経済全般が大きな打撃を受けた。
キーポイント |
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・住宅着工件数(季節調整済み、年率換算)は前月比30.2%減の89万1000戸-2015年2月以来の低水準 ・ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は90万戸 ・前月は127万6000戸(速報値121万6000戸)に上方修正された ・着工件数の先行指標となる住宅着工許可件数は、20.8%減の107万件と、約5年ぶり低水準 ・減少率は08年7月以来の大きさ |
一戸建て住宅の着工件数は25.4%減の65万戸と、5年ぶり低水準。変動の大きい集合住宅は40.5%減の24万1000戸だった。
統計の詳細は表をご覧ください。
原題:U.S. Housing Starts Slumped by Most on Record in April (1)(抜粋)