新型コロナウイルスの感染拡大により、日本看護協会が離職中の看護師などに復職を求めたところ、今月18日までにおよそ700人が復職しました。
日本看護協会は新型コロナウイルスの感染拡大により、看護師などの人手不足が懸念されたため、政府が緊急事態宣言を出した翌日の先月8日、離職している看護師や准看護師、保健師などおよそ5万人に復職を求めるメールを送りました。
その結果、今月18日までに病院や社会福祉施設などから寄せられた1100人余りの求人のうち、6割ほどに当たる696人が復職したということです。
復職した人たちは、病院の玄関で訪れた人が発熱しているかなどの確認や、軽症者の宿泊施設で健康管理や感染対策などの業務を行っているということです。
日本看護協会では新型コロナウイルスの流行は、第2波、第3波が懸念されるとして、引き続き、復職を求める看護職と職場のマッチングを続けるとともに、復職した人たちが安心して働けるよう復職前の研修も充実させていきたいとしています。