新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による経済への影響に対処し、需要を刺激するために中国が計画している債務水準の引き上げは実行可能かつ必要なことだと、国家発展改革委員会(発改委)の幹部が述べた。
発改委の叢亮秘書長は24日の記者会見で、財政赤字を増やし、新型コロナ対策のための国債を発行する政府計画について、前例のない状況に対処するための「特別措置」であり、借り入れ規模は経済効果と債務関連リスクのコントロールの必要性双方を勘案していると説明した。
叢秘書長は「適切な債務水準は経済的、社会的な発展の助けとなれるし、健全な経済、社会の発展は債務水準のコントロールに寄与できる」と述べた。政府債務の対国内総生産(GDP)比率は2019年までで38.5%と世界的に見てなお比較的低いとし、「われわれは現実に向き合い、債務水準を適切に引き上げる必要がある」と話した。
原題:China Official Says Increasing Debt Level Feasible and Necessary(抜粋)