[ジュネーブ 26日 ロイター] – 世界保険機関(WHO)の主任科学者、ソミヤ・スワミナサン氏は26日、英製薬アストラゼネカ(AZN.L)の新型コロナウイルスワクチンが開発面で最も進んでおり、最有力候補という見方を示した。 

記者会見で「開発がどれだけ進んでいるか、どの段階にあるのかという点で、アストラゼネカのコロナワクチンは最有力候補だろう」と指摘。「そのため、かなり早い段階で成果を挙げる可能性がある」とした。 

また、米バイオ医薬大手モデルナ(MRNA.O)のコロナワクチンも7月中旬頃から第3相臨床試験に入ることが見込まれるため、アストラゼネカに「引けをとらない」と語った。 

スワミナサン氏によると、WHOはワクチン開発を巡り、シノバック・バイオテック(SVA.O)などの中国企業やインドの研究機関などと協議しているという。