[ニューヨーク 30日 ロイター] – 米ニューヨーク州のクオモ知事は30日、国内の複数州で新型コロナウイルス感染者数が急増する中、新たに8州からの訪問者に14日間の自主隔離を義務付けると発表した。
新たに自主隔離の対象となるのはカリフォルニア、ジョージア、アイオワ、アイダホ、ルイジアナ、ミシシッピ、ネバダ、テネシーの8州。
先週にはアラバマ、アーカンソー、アリゾナ、フロリダ、ノースカロライナ、サウスカロライナ、テキサス、ユタの8州が対象となった。
これら16州から帰宅するニューヨーク州民も自主隔離の対象となり、違反者には罰金が科される。
ロイターの算出によると、少なくとも10州で6月に新型コロナ感染者が倍増超となった。アリゾナ州の増加は著しく、294%急拡大。次いでサウスカロライナ、アーカンソー両州の増加が目立った。
一方、増加率が10%以下にとどまったのは、一時は米国のコロナ震源地となったニューヨーク州のほか、マサチューセッツ、コネチカット、ニュージャージーの計4州のみ、ニューヨーク州は6%の増加にとどまり、国内で最低となった。
また、過去1週間で21州でのコロナ検査の陽性率が5%上抜けたほか、アリゾナ州では24%に達した。世界保健機関(WHO)は5%超を懸念される水準としている。