新型コロナウイルス

東京都内の新型コロナウイルスの感染状況が4段階ある警戒のレベルのうち最も深刻な表現に引き上げられたことから、都は、早期把握のための検査の拡充や保健所への支援の充実を急ぐとともに、都民や事業者に対策の徹底を呼びかけて感染拡大をおさえ込みたい考えです。

感染が確認される人が連日3桁に上っている東京都内の感染状況について15日、専門家は「感染が拡大していると思われる」として4段階ある警戒のレベルのうち最も深刻な表現に引き上げました。

小池知事は「『感染拡大警報』を発すべき状況だ」と述べ、特別措置法に基づいて、都民や事業者に対し、感染拡大の防止に向けた協力を要請しました。

都は今後、感染の早期把握のために検査数を1日1万件まで拡大するとともに、業務が増えている保健所を支援する拠点を設けて感染経路の調査や入院や宿泊療養の調整などにあたる方針です。

都は、再び全面的な休業要請を行うことは避けたいとして、都民には無症状であっても不要不急の都外への外出を控えることなどを、また、事業者にはガイドラインを守ることなど対策の徹底を呼びかけて、感染拡大をおさえ込みたい考えです