【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は19日、ブリュッセルでの首脳会議で、新型コロナウイルス危機対応の7500億ユーロ(約92兆円)の経済再建策について協議を続けた。オランダなどが規模や支援条件に異論を唱え、調整が難航。5カ月ぶりに対面形式で行われた会議は、当初予定した2日間の日程を延長し、3日目に突入した。

 首脳らは連日、多くの個別折衝を重ねているが、合意できるかは、なお不透明な状況だ。ドイツのメルケル首相は19日の協議を前に「さまざまな立場がある」と指摘。「きょう結果が出ない可能性もある」と語った。