[ワシントン 23日 ロイター] – 米上院は23日、2021年度の国防予算の大枠を定める総額7400億ドルの国防権限法(NDAA)案を86対14の賛成多数で可決した。 

可決した法案は上院独自の案で、南北戦争で奴隷制を支持した南軍由来の基地名を変更する改正案が盛り込まれている。ただ、トランプ大統領はこうした基地名の変更に反対の意向を表明している。 

これに先立ち、下院も21日、独自の法案を可決した。下院案にも南軍の将官らの名前を基地名から削除する改正案が含まれている。今後は上下両院ですり合わせを行い、法案を一本化した上で、あらためて両院で投票にかける見通しだ。