オブライエン米大統領補佐官(奥)=3月12日、ワシントン(EPA時事)
オブライエン米大統領補佐官(奥)=3月12日、ワシントン(EPA時事)

 【ワシントン時事】米ホワイトハウスは27日、オブライエン大統領補佐官(国家安全保障担当)が新型コロナウイルス検査で陽性反応が出たと発表した。症状は軽く、自主隔離しており「トランプ大統領、ペンス副大統領に感染する危険はない」としている。トランプ政権高官の感染が判明するのは初めて。

トランプ米大統領、コロナ会見再開 感染急増で迷走

 オブライエン氏とトランプ氏が最後にいつ会ったかは明らかでない。CNNテレビによれば、二人の接触が公に確認されているのは、トランプ氏が10日にフロリダ州マイアミの南方軍司令部を訪問した時が最後。

 ブルームバーグ通信によると、オブライエン氏は先週後半以降、ホワイトハウスに出勤していない。家族の行事に参加した後、感染が確認された。現在は自宅で隔離中で、電話で執務を続けているという。今月、パリを訪問して欧州当局者と会談していた。

 ホワイトハウスではこれまで、ペンス氏の報道官らの感染が確認されている。オブライエン氏ら国家安全保障会議(NSC)の高官は毎日、新型コロナの検査を受けているという。