心当たりのない植物の種のようなものが国際郵便で送られてきたという相談が相次いでいるとして、国民生活センターは不審な種が届いた場合は植物防疫所などに相談するよう呼びかけています。
国民生活センターによりますと、全国の消費生活センターなどには、国際郵便で心当たりのない植物の種が送られてきたという相談がおととし4月以降、合わせて30件寄せられていて、このうち12件がことし6月以降となっています。
相談では注文した覚えのない植物の種や袋入りの黒い種のようなものが、自分宛ての国際郵便で郵送されてきたということで、国民生活センターによりますと、これまでに代金の請求を受けたという報告はないということです。
不審な植物の種が送りつけられるケースはアメリカなどでも報告されているということです。
海外から植物が届いた際に、封筒などに植物防疫官の検査に合格したことを示すスタンプが押されていない場合は、植物防疫所に届ける必要があるということで、国民生活センターは身に覚えのない種が届いた場合は、自分の判断で処分したり植えたりせずに、近くの植物防疫所などに相談するよう呼びかけています。