[バルセロナ 5日 ロイター] – 日産自動車(7201.T)とスペインの労働組合は5日、バルセロナにある3工場の閉鎖を2021年12月まで1年延期することで合意した。労組幹部2人が明らかにした。
日産側は来年末まで大規模な一時解雇を行わないことも合意。一方、5月初めからストライキを続けていた労働者側も、8月24日から段階的に生産を再開することになったという。
日産現地法人の広報からはコメントを得られていない。
バルセロナ工場の従業員は約3000人で、関連雇用も約2万人に上る。当初は今年12月に閉鎖する予定だったが、日産は先月、工場に関心のある企業を見つける時間を当局に与えるため、閉鎖を延期する方針を示した。