[ワシントン 5日 ロイター] – トランプ米大統領は5日、11月の大統領選に向けた共和党候補指名の受諾演説をホワイトハウスから生放送する可能性があると明らかにした。 

トランプ大統領はFOXニュースとのインタビューで「ホワイトハウスから演説することを検討している」とし、「最も簡単な代替策だ」と語った。 

移動に伴う警備費用に言及し、ホワイトハウスでの演説にかかる「コストははるかに低い」と指摘。「私はおそらくホワイトハウスから生中継で演説する」と述べた。 

しかし、難色を示す向きもあり、計画はまだ固まっていないとした。 

トランプ大統領を共和党の大統領候補に正式指名する同党の全国大会は24─27日に「バーチャル」形式で開催される見通し。 

正式指名の手続きはノースカロライナ州シャーロットで行われ、メディアの取材は許可される見通し。 

党大会は当初、ノースカロライナ州で開催される予定だったが、大規模集会に関する同州の制限措置を受け、トランプ氏が一部をフロリダ州での開催に変更。しかし、新型コロナウイルス感染の再拡大を受け、フロリダ州での開催も取りやめになった。 

また、野党民主党の候補指名が確定したジョー・バイデン前副大統領も新型コロナへの懸念から、ウィスコンシン州ミルウォーキーで17─20日開かれる党大会では指名受諾を行わない方針。同党が5日明らかにした。 

バイデン氏はデラウェア州の自宅で指名受諾を行い、全米に向けた演説を行うという。