【ワシントンAFP時事】11月の米大統領選で民主党の候補指名を確実にしているバイデン前副大統領が、黒人社会は多様性に欠けるとの見解を示し、釈明に追われる事態となった。

副大統領候補はハリス氏? バイデン氏、メモ帳に名前ちらり

 バイデン氏は6日、公共ラジオ(NPR)記者のインタビューで「黒人社会と違い、例外はあるが、中南米系社会は信じられないほど多様性がある」と発言。その後、ツイッターで「黒人社会が画一的だという意味ではなかった」と弁明した。

 バイデン氏の発言を受けてトランプ氏は7日、ツイッターで「寝ぼけたジョー・バイデンはもはや黒人の票を得るに値しない」と攻撃した。ワシントン・ポスト紙などが6月に行った世論調査では、黒人の登録有権者のうち92%がバイデン氏に投票すると回答している。