• ドイツの新規感染者1000人超え、ここ1週間足らずで3日目
  • 世界の累計死者数は73万6000人余り-ジョンズ・ホプキンス大

ロシアは新型コロナウイルス感染症(COVID19)の最初のワクチンを登録したと、プーチン大統領が11日、テレビ放映された政府会合で発表した。登録は条件付きで、試験を続けながら製造を開始すると保健相が述べた。

ロシア、世界初の新型コロナワクチンを登録-プーチン大統領

  香港では新規感染者数が今回の感染拡大が始まって以降で最少となった。一方、ニュージーランドでは約100日ぶりに市中感染が確認され、最大都市のオークランドが封鎖されることになった。

ニュージーランドで102日ぶりの市中感染、4人陽性-感染経路不明

  ドイツでは新感染者数が再び1000人を上回った。11日朝までの24時間に1220人の感染が確認され、前日の385人から大きく増えた。1000人突破はここ1週間足らずで3日目。米ジョンズ・ホプキンス大学のデータが示した。

  世界の新型コロナの累計感染者数は2000万人を超えた。ジョンズ・ホプキンス大とブルームバーグ・ニュースの集計データで明らかになった。1000万人に到達するまで6カ月を要したものの、その後わずか6週間で倍増した。死者数は73万6000人余り。

  インドで新型コロナ感染が急増しており、香港とオーストラリアでは高齢者福祉施設でのクラスター(感染者集団)発生が死亡率を押し上げている。世界全体の感染者の4分の1を占める米国では感染が深刻なニューヨーク、カリフォルニア、テキサスなど一部州で入院件数が減少し、危機に瀕していた医療体制に若干の余裕をもたらした。

  米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長ら有力な専門家の見解を総合すると、最も楽観的な予想通りに米国で今年11月に新型コロナワクチンの使用が許可されたとしても、大多数の米国人が接種可能になるのは早くても来年の春か夏になると予想される。

新型コロナワクチン、大多数の米国人の接種は早くても来年春か

  新型コロナ感染拡大を受けた追加の経済対策を巡り、米議会の共和、民主両党の立場は10日の時点で隔たったままで、交渉再開の兆候は見られない。

米経済対策巡る民主党と政権の交渉、再開の兆候なし-大統領令も不発 

  ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースの集計データによると、全米のコロナ感染件数は10日午後時点で前日比で0.9%増え、507万件。増加率は過去1週間の平均である1.1%を下回った。死者数は545人増えて16万3252人。

  米テキサス州の入院者は9日、約2%減少して7304人となった。これは7月1日以来最少。

  カリフォルニア州のニューソム知事は10日、同州の新型コロナ感染の傾向は「明るい兆候」を示していると述べた。入院者数がこの2週間で19%減少し、集中治療室(ICU)で治療中の患者数も2週間で13%減ったと説明した。

  ニュージャージー州では実効再生産数が0.98と、7月25日以来の1.0割れとなった。マーフィー知事が10日発表した。1.0を上回る数字は感染が広がっている状況を示す。同州では最近1.49まで上昇していた。

  ニューヨーク州のクオモ知事は10日、同州の新型コロナ感染症(COVID19)による入院者数とICUの患者数が共に過去最少になったことを明らかにした。9日時点の入院者は535人、ICU患者は127人だった。

原題:Russia Registers Vaccine; Cases Top 20 Million: Virus UpdateInfections Top 20 Million; Lockdown Hits U.K. Jobs: Virus Update(抜粋)