- NY州スポーツジム24日再開、米国がファーウェイへの禁輸措置強化
- 第1段階合意は順調とナバロ氏、NY連銀製造業、S&P500種予想上げ
147日間休んでいなければ普通は体調がおかしくなる、とは安倍首相の盟友、麻生財務相の言葉。好きなゴルフを控え、夜の会合も極端に減らし、コロナ禍への対応で批判を浴びる。強いストレスを抱える中、休みを取ることさえ許されないような空気がこの非常時に生まれているとしたら-。自分が所属する場所にそういったムードはないか、考えさせられる人もいたのではないでしょうか。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
アリゾナの死者報告ゼロ
米ニューヨーク州のクオモ知事は、州内のスポーツジムの営業を24日に再開することを許可した。収容率は33%に制限する。アリゾナ州の新規感染者数は468人と、この2カ月余りで最も少なく、新たに報告された死者数はゼロだった。スペインとイタリアはディスコの営業停止を命じ、ギリシャはバーやレストランの営業時間を制限した。フランス公衆衛生当局は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)に関する同国の指標がどれも悪化傾向にあると警告している。
排除進める
米商務省は中国の華為技術(ファーウェイ)による半導体技術へのアクセス遮断を狙い、同社に対する制限措置を強化した。同省の文書によると、今年5月に発表された制限措置を基に世界21カ国にあるファーウェイの関連企業38社を禁輸措置の対象に追加した。米国はファーウェイが提供する第5世代(5G)通信技術の導入抑制を図る。トランプ米大統領はFOXのインタビューで「米国は国内にファーウェイ製の機器があることを望まない。なぜなら彼らは米国をスパイしているからだ」と述べた。
つながっている糸
ナバロ米大統領補佐官は、第1段階の米中貿易合意は順調だとCNBCに語った。中国は「これまで購入に関する約束を完全に守っている」という。トランプ大統領はまた、中国が先週、最大規模のトウモロコシを購入したとFOXに対して発言。中国との関係が「非常に難しくなっている」と述べ、中国側もそれを分かっているため、農産品を大量購入することで埋め合わせをしようとしているとの認識を示した。
予想以上の落ち込み
8月のニューヨーク連銀製造業景況指数は3.7と、市場予想(15)以上に低下した。前月は17.2だった。新規受注の指数がマイナス1.7と、前月のプラス13.9から大幅に低下したことが響いた。新型コロナ感染拡大が景気回復の勢いを引き続き限定している状況が示唆された。出荷の指数はプラス6.7に鈍化(前月は18.5)。6カ月先の景況予想は34.3と、前月の38.4から低下した。
ゴールドマンが引き上げ
ゴールドマン・サックスは年末時点のS&P500種株価指数の見通しを引き上げた。同行ストラテジストのデービッド・コスティン氏は指数の予想を3600と、従来の3000から20%上方修正した。「今後、株式のリスクプレミアム低下は債券利回りの上昇を上回るだろう。コンセンサスを上回る当行の1株利益予想と合わせると、S&P500種は年末までに3600へと上昇する」と分析した。調査会社ヤルデニ・リサーチ創業者のエド・ヤルデニ氏やRBCキャピタル・マーケッツのロリ・カルバシナ氏も、ここ数週間に同指数の予想を引き上げている。
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