• 民主党議員26人から成るブルードッグ連合が議会指導者に書簡
  • 両院で超党派の交渉を再開するよう要請、歩み寄り求める

米激戦州選出の民主党穏健派の下院議員らがペロシ下院議長に対し、暗礁に乗り上げている共和党との景気対策に関する協議を再開するよう圧力を強めている。

  財政規律を重視する民主党議員26人から成るブルードッグ連合は、ペロシ議長とシューマー民主党上院院内総務、マッカーシー共和党下院院内総務、マコネル共和党上院院内総務に対し、22日に下院で予定されている米郵政公社支援策に関する法案採決を交渉再開の機会として利用するよう求めている。

  同グループは議会指導者への書簡で、「下院が米郵政公社を保護する法案の今週末の採決を準備する中で、この公衆衛生・経済危機の規模に見合う新型コロナウイルス感染症(COVID19)第5次救済パッケージに関する超党派の両院交渉を再開するよう要請する」としている。ブルームバーグ・ニュースが入手したもので、20日にも送付される。

  書簡は「超党派での解決のみが待ち望まれる支援を実現させ、それには両党による原則に基づいた妥協が必要ということが現実だ」と指摘し、歩み寄りを促している。

  書簡はフロリダ州のステファニー・マーフィー議員とアリゾナ州のトム・オハレラン議員、カリフォルニア州のルー・コレア議員、ニューヨーク州のアンソニー・ブリンディシ議員がまとめた。

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原題:Pelosi Pressured by Moderate Democrats, GOP on Stimulus Talks(抜粋)