[25日 ロイター] – 米議会上院民主党は25日、2050年までの温暖化ガス削減に向けた取り組みの一環として、気候変動対策に年間4000億ドル以上を投入する計画を発表した。
上院では共和党が過半数を握っているため、こうした法案が議会を通過する公算は小さいが、11月の選挙の結果次第では状況が変わる可能性がある。民主党のシューマー上院院内総務は記者団に対し「民主党が上院で過半数を回復すれば、迅速に行動する」とし、「気候変動対策関連法案の可決は最優先事項となる」と述べた。
共和党のマコネル上院院内総務からコメントは得られていない。
民主党の案によると、環境に優しいエネルギー部門や革新的な技術開発などの部門で、少なくとも1000万人の雇用創出を目指す。