ソフトバンクグループは中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」の米国事業売却に関与することを協議している。匿名の協議関係者の話として、テクノロジー情報サイトのジ・インフォメーションが伝えた。ソフトバンクGはティックトックの運営会社バイトダンス(北京字節跳動科技)の少数株主でもある。
この報道によると、すでに買収交渉に入っている企業とソフトバンクGが連携しようとしているのか、あるいは新たな買収提案を仕掛けようとしているのかは不明。バイトダンスと同社の投資家は複数の買収提案があると予想しており、関係企業は週末をめどに案の提示を目指しているという。
バイトダンス関係者はジ・インフォメーションに対し、サスケハナ・インターナショナル・グループとセコイアの2社に注目するべきだと発言。両社はその持ち株により、売却交渉の結果に大きな影響力を持っていると指摘した。
ソフトバンクGの広報担当者はジ・インフォメーションに対してコメントしなかった。
原題:SoftBank Eyes Joining Deal for TikTok, The Information Reports(抜粋)