【ワシントン時事】トランプ米政権は4日、半導体受託生産の中国最大手「中芯国際集成電路製造(SMIC)」を貿易禁止の制裁リストに加えるかどうか検討していると明らかにした。中国通信機器最大手・華為技術(ファーウェイ)と同様に厳しい制裁を科し、国内ハイテク産業支援を強化する中国政府をけん制する狙いとみられる。

 

「米国こそハッカー帝国」 ファーウェイ制裁で中国反論

 米国防総省報道官がロイター通信に語った。米商務省が国家安全保障の観点で、米国企業からの輸出を事実上禁止する海外企業のリストにSMICを追加する可能性がある。既にファーウェイのほか、人権侵害や南シナ海の軍事拠点化に関与したなどとして多くの中国企業を加えた。