自民党総裁選に出馬する石破茂元幹事長の陣営は6日、プレーヤーがオンラインで交流する任天堂のゲームソフト「あつまれ どうぶつの森」で、告示日の8日から「選挙活動」を展開すると発表した。しかし、政治活動を制限した同社の利用規約に抵触する可能性があると、インターネット上などで指摘が相次ぎ、確認のため計画をいったん中断した。
新型コロナウイルス対策の外出自粛下でヒットした商品で、一般の暮らしにも通じているとアピールする狙いがあったとみられるが、出だしでつまずいた格好だ。
「あつ森」はプレーヤーが住む島を自由にデザインし、互いに行き来する内容。石破氏をモデルにした「いしばちゃん」と「じみん島(とう)」が登場し、石破氏の似顔絵ポスター貼りを呼び掛け、協力してくれたプレーヤーの島を訪問する予定だった。