ニューヨーク市のレストランでは30日から屋内飲食が再び認められると、クオモ知事が明らかにした。収容率は25%に制限する。
トランプ米大統領は新型コロナウイルスについて公に発言する際に、その深刻さを意図的に過小評価して話していたと、ジャーナリストのボブ・ウッドワード氏に語った。パニック回避が目的だったという。ウッドワード氏は今月発売の著書「Rage(怒り)」の取材として、複数回にわたりトランプ氏にインタビューを行った。
トランプ氏、新型コロナのリスクを意図的に過小評価したと自ら語る
米ファイザーとドイツのビオンテックは新型コロナワクチン候補2億回分を欧州連合(EU)に供給することで予備的合意に達した。両社のワクチン候補に対するこれまでで最大の注文となる。
一方、英アストラゼネカはコロナワクチンの試験を中断した。試験参加者1人に有害反応の疑いが見られたためだとしている。新型コロナウイルス感染症(COVID19)に対するワクチン開発を急ぐ取り組みに遅れが生じる懸念がある。同社の発表資料によると、参加者1人に原因不明の疾患の発現が見られた後、ワクチン試験の標準的なレビューに基づいて中断を決めた。英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は9日、同臨床試験は来週初めに再開の可能性があると報じた。
ジョンズ・ホプキンス大学とブルームバーグ・ニュースの集計データによると、世界の新型コロナ感染者は2760万を超え、死者は89万8000人を上回った。
米テキサス州のヒューストン大都市圏のCOVID19重症者は254人と、5月31日以来の少なさだった。7月18日につけたピーク(990人)からでは74%の減少で、同州での感染動向の改善が新たに示された。
アリゾナ州は9日、496人の新規感染を報告。前日はわずか81人と、3月以来の低水準だった。フロリダ州が9日報告した1日当たりの死者は200人と、3週間ぶりの高水準。同州での死者は合計1万2115人となった。
ポルトガルの新規感染者は646人と、4月以来の高水準。新規感染者は9月に入ってから200人超で推移し、5日には486人に増えていた。一方で入院患者数は減少した。
インドネシアの首都ジャカルタは新規感染の増加が続いていることを踏まえ、社会的距離ルールを再導入する。アニス・バスウェダン特別州知事が9日の記者会見で発表した。ジャカルタ市は娯楽施設と礼拝の場を閉鎖するほか、公共交通機関を制限し、不要不急とみなされる業種において従業員のリモート勤務を義務付けるとした。
フランスのカステックス首相は新型コロナの検査で陰性が判明したが、2回目の検査を受けるまで自主隔離し、1週間在宅勤務とする。
インドの1日当たりの死者は8日連続で1000人超となった。死者累計は7万4000人弱と、米国、ブラジルに続き世界で3番目に多い。
東京都は9日、新たに149人の新型コロナウイルス感染者が確認されたと発表した。前日比21人減で、2日連続の100人台となる。
原題:NYC Indoor Dining to Resume; Trump Downplayed Risk: Virus Update(抜粋)