- ソフバンクGが非公開化協議へ、ECB総裁がユーロ高に苦言
- ギリアド大型買収、アーム買収近く合意、米ワクチン年内接種開始か
「前進、一度しかない人生でそれ以外の選択肢に意味は無い。時に回り道をしても前進」。9月1日に孫正義氏が投稿したツイートです。孫氏らしい人生訓なのか、それとも「前進」や「回り道」が具体的に何かを意味するのかは分かりません。3月のフィナンシャル・タイムズ報道によれば孫氏は当時、ソフトバンクグループ株式の非公開化を検討しましたが断念しています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
2度目の挑戦か
ソフトバンクグループは傘下の英アーム売却で合意した後、株式非公開化について協議を再開する方針だ。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。関係者1人によると、同社はアームの米エヌビディアへの売却を近く発表する予定。これより先、英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は事情を直接知る複数の関係者情報として、ソフトバンクグループの経営陣が協議を再開したと報じていた。
ユーロ高が邪魔をする
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は13日、最近のユーロ相場上昇で金融政策のインフレ押し上げ効果が一部相殺されたと指摘。必要なら政策手段の全てを調整する用意がECBにはあるとあらためて表明した。政策委員会では中期的インフレ見通しに与える影響に関して、為替レートの動向を含め、ユーロ圏経済に関するあらゆる情報を慎重に判断していくとラガルド総裁は述べた。
ラインアップ強化
米バイオ医薬品メーカー、ギリアド・サイエンシズは同業のイミュノメディクスを約210億ドル(約2兆2300億円)の現金で買収し、乳がんの治療薬「Trodelvy」を手に入れる。両社が発表した。イミュノメディクスの企業価値を、11日終値時点での同社時価総額の2倍強と評価した取引となる。
巨額案件
コンピューターグラフィックス(CG)用半導体メーカーの米エヌビディアは、ソフトバンクグループから半導体設計の英アームを買収することで合意に近づいている。関係者によれば、アームの企業価値は約400億ドル(約4兆2500億円)と評価され、現金と株式による買収になる。合意は今週にも発表される見通しだが、協議が頓挫する可能性も依然あるという。
年内開始に自信
米医薬品大手ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は、米国では年内に新型コロナウイルスのワクチン接種が始まる「可能性が高い」と述べた。ブーラ氏はCBSの番組で、ドイツのビオンテックと共同開発中のワクチンの安全性に不安はないと発言。米食品医薬品局(FDA)の認可次第だが、年内接種開始のシナリオに備えていると述べた。
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