• 年内に米で一般向けワクチン配備の公算大-ファイザーCEO
  • イスラエルは18日から2回目のロックダウン、英は集会制限へ

米国では新型コロナウイルス感染者が一定のペースで増加し、感染が原因の死者数は20万人に迫った。米製薬会社ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は年内にワクチンが米国で一般向けに配備される公算が大きいと述べた。

  米メルクはワクチン候補の1つについて健康なボランティアを対象とした治験を開始した。ダウ・ジョーンズ(DJ)が伝えたもので、治験はベルギーで実施されており、260人の治験参加を目指している。

  イスラエルの内閣は2回目の全国的なロックダウン(都市封鎖)を支持した。ユダヤ教の新年前夜に当たる18日からスタートする。

  英国では3日連続で新規感染者数が3000人を超えたことから、14日から集会が制限される。オーストリアで新規感染者数が3月以来の高水準に達し、欧州での今後数カ月の厳しい状況が警戒されている。

  一方、韓国は感染の鈍化を受けて、ソウルを含めて社会的距離確保のルールを緩和している。

  世界の新型コロナ感染者は2880万人を突破、死者数は92万1000人を上回った。米ジョンズ・ホプキンス大学の集計データで示された。

  米国では新規感染者が4万16人。増加率は0.6%と、過去7日平均並みのペースで、累計感染者数は648万3064人。新たな死者は708人と、前日の1200人強より減少したが、過去7日間の平均増加率0.4%と同様のペースだった。累計死者数は19万3676人。

U.S. deaths head toward 200,000

原題:U.S. Cases Steady With Deaths Heading for 200,000: Virus Update
Merck Starts Human Covid-19 Vaccine Test in Belgium Study: DJ(抜粋)