菅首相は5日、読売新聞などのインタビューで、日本学術会議が推薦した新会員候補6人を任命しなかったことについて「総合的、俯瞰ふかん的な活動を確保する観点から判断した」と述べた。
首相は学術会議が年間約10億円の予算を使っていることや会員は公務員の立場になること、現在の会員が自分の後任を指名することも可能な推薦方法となっていることに触れ、「推薦された人をそのまま任命してきた前例を踏襲していいのか考えてきた」と説明した。
「学問の自由とは全く関係ない」とも述べた。
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