• ネバダ州とミシガン州でバイデン氏が6ポイント差でリード-CBS
  • 世論調査の全米平均ではバイデン氏のリードは9.8ポイント-RCP

トランプ米大統領は全米世論調査で、民主党の大統領候補バイデン前副大統領に支持率で12ポイントの差をつけられている。11日発表されたワシントン・ポスト(WP)とABCニュースの調査で示された。11月3日の大統領選挙まで、あと3週間余り。

  WPとABCの調査によるとバイデン氏の支持率は54%で、トランプ氏が42%。調査は成人1014人を対象に10月6日から9日に実施された。対象者のうち登録有権者は879人、実際に投票する可能性のある有権者は725人。

  バイデン氏は郊外に住む女性からの支持率が62%と、トランプ氏(34%)を大きくリードしている。一方、郊外の男性からの支持率ではトランプ氏(54%)がバイデン氏(43%)を上回っている。郊外の有権者は両陣営が取り込みを狙っている層だが、全体ではバイデン氏が53%、トランプ氏が44%となった。

  高齢者からの支持では、両者ほぼ互角という結果が出た。

  調査の誤差率は登録有権者でプラスマイナス3.5ポイント、投票する可能性のある有権者でプラスマイナス4ポイント。  

  また、CBSニュースによる調査では、バイデン氏がネバダ州とミシガン州でトランプ氏を6ポイント差でリードしていることが示された。2016年の前回選挙でトランプ氏が圧勝したアイオワ州では両者横並びとなっている。

  11日発表の各世論調査の結果を受け、リアルクリアポリティクス(RCP)がまとめる世論調査の全米平均では、バイデン氏のリードは9.8ポイントとなった。州別では同氏のリードがミシガン州で6.7ポイント、ネバダ州で6ポイント、アイオワ州で1.2ポイントとなっている。

原題:Biden Opens Up 12-Point Lead Over Trump in Post/ABC Poll (2)(抜粋)