中国のゲーム動画配信プラットフォーム大手の虎牙は、同業の闘魚インターナショナル・ホールディングスを買収することで同社と合意した。時価総額110億ドル(約1兆1600億円)を超える大型プラットフォームが誕生する。

  両社の12日発表によると、闘魚の株主は保有する1米国預託証券(ADS)につき、虎牙の0.73ADSを提示された。この取引は、闘魚の株主価値を約59億8000万ドルと評価。1ADS当たりでは約18.83ドルと、9日終値に35%上乗せした水準となる。

  両社の株式を保有する中国のテンセント・ホールディングス(騰訊)はこの取引で生まれる新会社の議決権株式約68%を獲得する。米アマゾン・ドット・コムの「ツイッチ」に似たゲーム配信プラットフォームの経営支配権を手にすることになる。

8月配信記事
テンセント、中国ゲーム配信の闘魚と虎牙の合併交渉を推進-関係者

  両社の取締役会はそれぞれ全会一致で取引を承認した。闘魚の株主の3分の2が取引を承認すれば、取引は2021年上半期に完了する見通し。

原題:Huya Agrees to Buy DouYu to Create Chinese Game Streaming Giant(抜粋)