ソフトバンクグループがまたも驚きを与える戦略的な動きを見せた。向こう2週間で「ブランク・チェック・カンパニー」と呼ばれる特別買収目的会社(SPAC)の計画を示す。

  ソフトバンクグループのビジョン・ファンドを率いるラジーブ・ミスラ最高経営責任者(CEO)が12日、「ミルケン・コンファレンス」でのオンライン形式のインタビューで、この取り組みを明らかにした。

  ソフトバンクグループはSPACに自己資金を投資する計画で、同時に外部の投資家からも資金を受け入れる。SPACは主に未公開の有望企業を買収して、その企業を将来的に上場させることを目的としている。

  事情に詳しい関係者2人によれば、ソフトバンクグループは計画に関してゴールドマン・サックス・グループやシティグループなどの潜在的なアレンジャーと協議している。

  ミスラCEOは「われわれは自らSPACを手掛ける。投資ビークルとして自己資金でだ」と発言。「今から12カ月で上場する用意があるが、それを6カ月ほど早く確実に成し遂げたいと思っている企業にとってSPACは理想的だ」と述べた。

  同社SPACの正確な規模は明らかではないが、ミスラ氏は5億ドル(約527億円)規模を自社で投じる可能性を示唆した。

Key Speakers At The 2019 Milken Conference
ラジーブ・ミスラCEO
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原題:SoftBank Armed With Billions in Cash Joins Blank-Check Binge (1)(抜粋)