中国の新たな発展モデルは内需を一段と重視し、改革開放の推進に寄与すると王岐山国家副主席が24日述べた。
王副主席は上海で開催された第2回外灘金融サミットで、政府は経済のリソース配分を市場が決めるよう促すため構造的な障害の排除に取り組んでいると説明。中国は質の高い発展の段階に入り、経済には「広範な展望」があると事前収録された講演で語った。
王副主席によれば、中国は健全な法的枠組みが統治する利便性を高めた世界クラスのビジネス環境を育んでいく。金融セクターの発展において、中国が「過度の投機や金融バブルの自己増幅サイクル、出資金詐欺の誤った道に近づくことはない」という。
同サミットでは中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁も講演し、さらなる金融セクター開放と外国人投資家参入の市場障壁を減らす取り組みをあらためて表明。
「新しい発展パターンは、扉を閉ざすものでも孤立して行動するものでもない」と指摘し、「より強固で持続可能な発展のために、国内外の市場とリソースをより良く活用するものだ」と述べた。
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易総裁はまた、中国が開放を進める中で当局はリスクの可能性に警戒すべきだとも話した。
原題:China’s Development Model Will Spur Reform, Vice President Says、PBOC’s Yi Says China to Continue Easing Financial Market Access(抜粋)