[ワシントン 27日 ロイター] – トランプ米大統領は27日、追加の新型コロナウイルス経済対策の実現は11月3日の大統領選後になる公算が大きいとの見方を示し、民主党のペロシ下院議長が合意を妨げていると改めて批判した。

トランプ大統領は記者団に対し「選挙後にこれまでで最高の刺激策を打ち出す」と述べた。

ホワイトハウスのファラー報道官も同日、追加コロナ経済対策について、「今後数週間内」に合意に至る可能性があると述べ、11月3日の大統領選前の合意に懐疑的な見方を示した。

FOXニュースとのインタビューで、州や地方自治体への追加援助や個人への直接支援を巡り、依然として意見の隔たりがあると指摘。「今後数週間で何かが得られると確信している」と語った。

その後、マクナニー大統領報道官はFOXビジネス・ネットワークに対し、民主党のペロシ下院議長が過度な要求をしていることから、大統領選前にコロナ対策で合意できる可能性は「わずかだ」と述べた。