ニューヨーク市で新型コロナウイルス検査の陽性率(7日間平均)が1.92%に上昇した。6月中旬以来の高水準になったことについて、デブラシオ市長は憂慮していると述べた。
米中西部での感染は、カンザス、アイオワ、サウスダコタの3州を中心に急増。感染率は100万人当たり373人と、北東部と南部の感染ピーク時を大きく上回っている。
ワシントン大学医学部の保健指標評価研究所(IHME)は米死者数の増加を予測。死者は来年2月1日までに40万5000人前後に達するとの予想を示した。
米ジョンズ・ホプキンス大学のデータによると、世界の感染者数は4470万人を超え、死者は117万人を上回った。
米国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のアンソニー・ファウチ所長は、効果的なコロナワクチンが登場しても、米国で社会生活が正常に戻るのは早くても2021年末になる可能性があると、フェイスブックで生放送されたイベントで語った。ワクチンが入手可能になる時期は、早ければ12月末か来年1月初旬だとの見方も示した。
ロシアのプーチン大統領は、同国ではコロナワクチンの大規模な接種が年内に開始される可能性があると述べる一方、ワクチン大量生産に必要な機材の不足に直面していると明らかにした。
英国の新型コロナ感染再拡大を受け、ジョンソン首相に全国的なロックダウン(都市封鎖)の再導入を求める声が強まっている。科学者はイングランドの新型コロナ対策が感染拡大を抑え込めていないと警告。イプソス・モリとインペリアル・カレッジ・ロンドンの最新調査結果によると、新型コロナの感染者数は9日ごとに倍増しており、イングランドにおける1日当たりの感染者数は96万人と推計された。
英国でロックダウン求める声高まる、新型コロナ感染は9日ごとに倍増
29日時点で台湾内での感染は200日連続ない。感染なしの記録では2位以下を大きく引き離している。台湾内での最後の感染例は4月12日。人口2300万人の台湾はこれまでに553件の感染例を確認。死者数はわずか7人だ。
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・ECB、12月の緊急購入拡大を示唆-ロックダウン広がり見通し悪化 ・ドイツの医療態勢逼迫、「劇的な状況」とメルケル首相-コロナ拡大で ・菅首相:「まずはコロナ対策、経済再生」-早期解散に慎重 ・輸入食品から新型コロナ感染拡大するリスク現実にある-専門家 |
原題:NYC Positive Rate Spikes; Midwest Surge at Record: Virus Update(抜粋)