1000億ドル(約10兆4800億円)規模のソフトバンク・ビジョン・ファンドで、また幹部の退社が相次いだ。
同ファンドの広報担当者、アンドルー・コバックス氏によると、マネジングパートナーで最高執行責任者(COO)のルワン・ウィーラセケラ氏(54)が引退した。ラジーブ・ミスラ最高経営責任者(CEO)の首席補佐官を務めるニール・ハドリー氏が現在の職務とCOO職を兼務する。
投資家向け広報活動の統括役でパートナーのペニー・ボードル氏が退社したことも、コバックス氏は確認。業務執行パートナーのアビ・ゴラン氏もビジョン・ファンドを去った。人工知能(AI)ソフトウエアを手掛けるエニービジョンは先週、ゴラン氏が最高経営責任者(CEO)に就任すると発表した。
このほか、投資パートナーだったテッド・ファイク氏とジャスティン・ウィルソン氏もビジョン・ファンドを退社。両氏はアレック・ゴアーズ氏が率いる投資会社ゴアーズ・グループに加わると、コバックス氏は述べた。両氏の転職については、アクシオスが1日に報じていた。
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原題:SoftBank’s $100 Billion Vision Fund Loses COO, Four Partners(抜粋)