[ブリュッセル/ロンドン 3日 ロイター] – 欧州連合(EU)と英国は通商協定を巡る協議で、交渉が最も難航している漁業、公正な競争、紛争解決の3つの分野でこれまでのところ合意できていないことが3日、双方の当局者の話で明らかになった。

EUの執行機関である欧州委員会の報道官はブリュッセルで行った定例記者会見で「漁業問題を巡る合意は得られていない。まだ多くの作業が残されている」と述べた。英当局者も、漁業問題を巡りあまり進展は見られていないと確認した。

EUと英国は今月15日までの通商協定の合意を目指し、これまで約2週間にわたり協議してきた。EU外交官によると、バルニエ首席交渉官は4日の会合で加盟国に対し英国との交渉の進捗具合を報告する。