- バイデン氏ネバダ州でリード、ブルーウエーブの可能性まだ消えず
- 無風FOMC、米国もロックダウンの危機、ワクチン年内大量接種も
「何人(なにびと)も、大統領の職に2回を超えて選出されることはできない」。1951年に成立した米国憲法修正第22条に明記されています。トランプ氏は今回再選を果たせない場合でも、2024年に出馬する可能性が残されています。3月まで大統領首席補佐官代行を務めたミック・マルバニー氏は、「トランプ氏は政界を離れず、2024年に大統領選を目指す最終候補に自分を絶対に加えるはずだ。間違いない」と述べています。以下は一日を始めるにあたって押さえておきたい5本のニュース。
最後のハードル
バイデン氏は残る激戦4州のうち1州を制すれば、大統領選挙に勝利する。ネバダ州が明らかにした新たな集計結果によると、5日午前の段階でバイデン氏が1万1438票リードしているが、ラスベガスを含む都市部の票は未集計分が少なくとも6万3262票残っている。トランプ陣営はネバダ州でも法廷闘争を行うと表明した。
野望捨てず
米ジョージア州で行われた2組の上院議員選が、いずれも来月の決選投票に持ち込まれれば、民主党が両方で勝利する可能性がある。エバコアISIのクリシュナ・グハ氏は、ホワイトハウスと上下両院を民主党が制する「ブルーウエーブ」はもはや中心シナリオではないものの、その可能性は「わずかだが高まった」と考えている。
無風で通過
米連邦公開市場委員会(FOMC)はフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標レンジを0-0.25%で据え置くことを決定した。資産購入額も現状を維持した。米大統領・議会選挙では、声明の文言も前回をほぼ踏襲。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は会合後の記者会見で、新型コロナウイルスの感染ペース加速は「特に気掛かり」だと述べた。
このままなら米国も
ハイト・キャピタル・マーケッツは米国で医療崩壊が起きれば、感謝祭の前にロックダウン(都市封鎖)措置が取られる可能性があるとみている。ハイトのハンター・ハモンド氏は過去の急増局面では入院者6万人が分岐点だったと指摘。「現行ペースが続けば、11月15日までにこのレベルに到達するだろう」と顧客リポートで説明した。
年内の接種開始も
英アストラゼネカは開発中の新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチン候補について、年内に大規模に供給する用意が調う可能性がある。パスカル・ソリオ最高経営責任者(CEO)生産の遅れや障害を否定。「大規模なワクチン接種が来年1月から、早ければ今年12月に可能になると期待している」と語った。
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