[ワシントン 6日 ロイター] – 米大統領選は6日、激戦ペンシルベニア、ジョージア両州で、民主党候補のバイデン前副大統領が再選を目指すトランプ大統領を逆転し、リードを維持している。
現時点で獲得した選挙人はバイデン氏が253人、トランプ氏が214人。選挙人20人の大票田であるペンシルベニア州を制すれば、バイデン氏は当選に必要な選挙人270人を獲得する。
同日午後時点で、バイデン氏はペンシルベニア州で1万3371票リードしている。
バイデン氏はまた、ジョージア、アリゾナ、ネバダのいずれか2州を抑えても、勝利が決まる。
ジョージア州でのリードはわずか1579票となっており、同州のラフェンスパーガー州務長官は6日、票差がわずかなため再集計が行われるだろうと述べた。
バイデン氏がジョージアで勝利すれば、同州での民主党候補の勝利は1992年のクリントン元大統領以来となる。
米東部時間午前時点で、アリゾナ州でのバイデン氏のリードは4万3779票、ネバダ州は2万0552票となっている。
関係筋によると、勝利が視野に入る中、バイデン氏は6日夜、国民向けのテレビ演説を行う。勝利演説となる可能性がある。
一方、トランプ大統領は、米国のための「戦いを決してあきらめない」と言明し、投票結果を巡る法廷闘争を続ける構えを鮮明にした。