【ワシントン時事】米各メディアは6日、メドウズ米大統領首席補佐官(61)が新型コロナウイルスの感染検査で陽性診断を受けたと報じた。感染時期や経路、症状の有無など詳細は伝えられていないが、当面は公的な活動を控えることになりそうだ。
メドウズ氏は以前から、しばしば公の場にマスクを着用せずに現れ、米テレビで「パンデミック(大流行)を抑え込むのではなく、ワクチンや治療薬で対処する」と公言。ワシントン・ポスト紙(電子版)によると、大統領選投票日の3日にバージニア州のトランプ選対本部をマスクなしで訪れたほか、4日にトランプ大統領がホワイトハウスで行った演説にも同席している。
米政権では、トランプ大統領が10月上旬に感染を公表し一時入院したほか、マクナニー大統領報道官ら側近も相次いで感染している。
一方、ロイター通信によれば、米国内で6日に少なくとも12万9600人の新規感染者が報告され、3日連続で1日の新規感染者数が10万人を超えた。米国内の感染者数は累計で970万人超、死者数は23万人超で、いずれも世界最多。