[11日 ロイター] – 米大統領選の全ての票を手作業で再集計することを決めたジョージア州のラッフェンスパーガー州務長官(共和党)は11日、CNNのインタビューで、これまでのところ選挙で不正がまん延していたと示す証拠は出ていないと述べた。
既に当選が確実となった民主党バイデン氏が同州で獲得してる票数はトランプ大統領より1万4000票多い。得票率の差はわずか0.3%ポイント。ラッフェンスパーガー氏は、得票数が僅差だったため、再集計を決めたと説明した上で、これまでの集計は正確に行われていると述べた。
選挙の不正について問われると「調査が進められているが、不正のまん延は確認していない」と応じ、バイデン氏の優勢を覆すような大幅な矛盾があったとの証拠はないとした。
また、手作業による再集計が、終了間近の機械集計の結果を覆すことはないだろうと指摘。「票は正確に集計されたとわれわれは考えている」とした。再集計は今月20日が期限となっている。
トランプ氏は敗北を認めておらず、複数の州で選挙結果を巡り訴訟を提起している。