米ジョージア州での大統領選挙結果の認定停止を求める訴えが19日、アトランタの連邦地裁判事によって退けられた。トランプ大統領の弁護士らはバイデン前副大統領の勝利を覆せると主張するものの、トランプ陣営は一段と後退した格好だ。
グリムバーグ連邦地裁判事は19日夜、ジョージア州の州務長官による20日の票集計結果認定の阻止を目指していた保守派弁護士でトランプ氏の盟友L.リン・ウッド氏が起こした訴訟を退けた。19日完了した再集計の結果では、バイデン氏が得票数で1万2000票余りリードし、選挙人16人を獲得した。
同判事は「文字通り土壇場で認定を停止すれば、混乱が生じる。選挙権剝奪の可能性は事実や法律に照らして根拠がないと判断する」と述べた。
この判断に先立ちアリゾナ州では、主要なマリコパ郡の選挙結果の再検証を求める共和党の申し立てを裁判所判事が退けた。ミシガン州では選挙結果の認定阻止を目指す訴えをトランプ陣営が取り下げている。
原題:Georgia Ruling Adds to Trump Losing Streak as Lawyers Bluster(抜粋)