【ワシントン時事】米ネットメディア「アクシオス」などは20日、大統領選で当選が確実となったバイデン前副大統領が国務長官候補を既に決定したと報じた。来週にも発表する見通し。来年1月の就任早々、指名承認をめぐって上院共和党と対立するのを避けたい意向とみられ、側近で外交経験豊富なブリンケン元国務副長官の起用が有力視されているという。

バイデン氏勝利認定を要請 元米高官ら「国家の安全脅かす」

 ブリンケン氏はオバマ前政権で、大統領副補佐官(国家安全保障担当)、国務副長官などを歴任。先の大統領選ではバイデン氏の外交アドバイザーを務めた。上院外交委員会スタッフの経験もあり、選挙結果がまだ確定していない上院で共和党が多数を占めることになっても、問題なく承認されるとみられている。