【ニューヨーク、ワシントン時事】米製薬大手ファイザーは20日、独バイオ医薬品企業ビオンテックと共同開発中の新型コロナウイルスワクチンについて、米当局に緊急使用許可を申請した。米国でのコロナワクチン申請はファイザーが初めてで、12月中にも接種が始まる可能性がある。他国でも近く承認申請する。コロナ禍の収束につながるワクチン実用化に向け、期待が高まっている。

国内ワクチン治験、第2段階へ 実用化ずれ込み―新型コロナ

 アザー厚生長官は記者会見で、「食品医薬品局(FDA)が数週間内に(使用許可を)決定し、その後24時間で最も弱い人々向けにワクチンの配布が始められる」と述べた。