[ウィルミントン(デラウェア州) 23日 ロイター] – 米大統領選で勝利を確実にした民主党のバイデン前副大統領は23日、国務長官にアントニー・ブリンケン氏、国家安全保障担当の大統領補佐官にジェイク・サリバン氏、国連大使にリンダ・トーマス・グリーンフィールド氏を起用する人事を発表した。
また、国土安全保障省長官には、オバマ政権で同省副長官を務めたキューバ系米国人弁護士のアレハンドロ・マヨルカス氏、気候変動を担当する大統領特使には元上院議員のジョン・ケリー氏を指名した。ケリー氏は民主党の元大統領候補でもある。
ブリンケン氏はバイデン氏の長年の朋友で、オバマ政権で国務副長官や、国家安全保障担当の大統領副補佐官を務めた。ブリンケン氏をよく知る人物によると、ブリンケン氏は「外交官中の外交官」で、思慮深く、話し方は比較的穏やかだが、政策に精通しているという。
サリバン氏はオバマ政権の大統領副補佐官や、2016年の大統領選で民主党候補ヒラリー陣営の上級政策顧問を務めた。
トーマス・グリーンフィールド氏は黒人女性で、オバマ政権で国務次官補(アフリカ担当)を務めた。