[ウィルミントン(米デラウェア州) 25日 ロイター] – 米大統領選で当選を確実にした民主党のバイデン前副大統領は25日、新型コロナウイルス感染が拡大する中、感謝祭の祝日を安全に過ごすよう国民に呼び掛け、自身が来年1月に大統領に就任した後はコロナ対策を最優先課題に位置付けると改めて表明した。
バイデン氏は演説で「ウイルスの拡大を減速させる必要がある」とし、現場で対応する医療関係者だけでなく、「国民に負うところが大きい」と語った。
感謝祭には大規模な家族の集まりを自粛し、マスク着用やソーシャル・ディスタンシング(社会的距離)を維持するよう促した。
さらに、国民の「コロナ疲れ」に認識を示し、「われわれはウイルスを封じ込めることができる」と言明。「生活が正常な状況に戻ると約束する。今の状況は永久には続かない」と励ました。